【コーチング】第14回 直感(イントゥイーション)
直感(イントゥイーション)-スキル⑦
直感の定義:
理屈や経験とは関係のないもの。その説明や証拠がなくとも何のことかを知っている状態
直観とは左脳・合理的な思考回路を経ずに、次のように私たちに直接語りかけてくるものです。
- 内なる知識(わからないけど、知っている。ふと湧き上がる智慧)
- 内なる目(見えるわけではないけれどわかる。見たことがなくてもわかる)
- 内なる耳(どこからともなく聞こえてくる智慧の声)
- 内なる感じとる度量(胸騒ぎ、ざわつきなど) のことをいいます。
現代では直感は非論理的だと敬遠されがちです。
しかし、大きなビジネスの決断には必ずと言っていいほど直感が使われています。
コーチングとは人と人が関わり、その人にとってのベストな選択をすることを一瞬一瞬の絶妙なタイミングで行っていくものです。
それは単に表面的な言語を超えたものです。
コーチングをしているとき、直感はいつも語りかけています。
理にかなっていないかもしれない、と思っても、
クライアントにしてみると、大変理にかなっているということがあります。
コーチとしてリスクをとることを恐れないでください。
大きなブレイクスルーがあるというのは、まったくもって降ってわいたようにコーチが感じたことを述べてみたことから始まることがよくあるのは直感のなせる業です。
恐れずにこの力を使ってみましょう。
▶例
クライアントに許可をもらいます。(この場合はクローズドエンディトを使います。)
・「ちょっと私の感じたことをシェアさせていただいても・・・」
・「私が感じたことを述べさせてもらってもいいでしょうか」
・「今、ふと~~と感じたんですが(様子をみる)」
→もし何かを語り出してくれたり質問が来たら、普通に会話・セッションを続けます。
→まったく否定されたら、「そうなんですね。では・・・」とセッションを続けます。
つまり、直感を使ってクライアントもコーチも得るものはあっても、失うものはお互い何もないということです。
本日の格言
最初にあったのは、
夢と根拠のない自信だけ。
本当に何もないけど
情熱だけは無限にある。
孫 正義
矢内綾乃