矢内綾乃のコーチング学習備忘録ブログ

矢内綾乃です。学んだコーチングの備忘録として、アウトプットするためのブログです。

【コーチング】第20回 軽量化(スケーリング)

f:id:aya-coach:20220319231333j:plain

軽量化(スケーリング)-スキル⑩


クライアントの状態をコーチ、クライアント両者がはっきりとわかるために使うスキルです。

どれくらいか知りたいときには何にでも使うことがありますが、主にクライアントの気分、状態、ライフウィールの分野、人間関係の満足度、または作ったアクションプランやコーチングセッションに対する満足度、達成度、やる気度などを測るとき、1-10数字であらわしてもらいます。



・「1~10のスケールで、それはあなたにとってどれくらい重要ですか」
・「1~10のスケールで、あなたはどれくらい真剣ですか」
・「1~10のスケールで、そのアクションプランではどれくらいやる気がでますか」
・「1~10のスケールで、どれくらい今日のセッションで聞いてもらえた感じがしますか」

コーチングしてレーティングをあげることもありますし、なぜそのレーティングかということを聴くことにより、まだ言葉にしていなかった別の深いレベルでの問題が浮き上がる場合もあります。いずれにせよ、アクションプランで低いレーティングのとき(7以下)には強硬に推し進めないようにします。

手順

アクションプランを作る場合の、一つの目安です。

レベル2、レベル3リスニングでクライアントの本当の状況を聴き取りましょう。

(7以上の場合)
①「今のX(クライアントの言ったスケーリングの数字)から2~3あがるためにはどうなる必要があるでしょうか」→ さらに10以上目指して改良プランを作る

(7以下の場合)
①「あまり乗り気がしないようですが、何が気になりますか?」「ほかには?」
②「あなたの本当の懸念はなんでしょうか?」
③「どうしましょうか、~を進めるために~するか、或いは~」→クライアントに聞きながらコーチン

(5以下の場合)
このことに取り組む以前に何かほかの問題を抱えていて、本人もきづかないうちにそれを処理さず、すり替えてこのことを扱っている可能性があります。

①「どうしたらこのレーティングが2~3あがっていくでしょうか」というアプローチを取りながら、上の7以下の場合を参照にしながら、クライアントの本当の願いに近づくようにシンプルコーチングモデルを繰り返します。


注意1:レートが低くても焦らない、レートが低いこととコーチの資質には関係がないことを知りましょう。

注意2:無理にレートをあげようとせず、その人が本質的に何を求めているかを察するほうに力を注ぎましょう。




本日の格言

自動車王、ヘンリー・フォードは、
かつて自分を追い出した会社が富裕層しか買えない高級車を作ることに対抗して、
一般市民でも買うことができる「大衆車」を作ることを決意しました。
そして、大量生産をするために
彼は当時としては画期的な「ベルトコンベア式」の組み立てラインを発明します。
その組み立てラインを思いついたのは、
実は食肉工場で牛をチェーンに吊るして、移動させながら解体を行い、
流れ作業で牛を手際よくバラバラにしていくシーンを見つめて、
そのシーンを逆回しにして見たのです。
これは人生で起こる問題点にも考えらることで、
どんなに大きな問題でもその「塊」を最小単位に切り刻めば、
解決可能なことがたくさんあるということです。これをチャンクダウンと言います。
チャンクとは塊のことです。
そして、また、その逆の場合もあります。
やらなければならないことがたくさんあり、精神的にプレッシャーになる場合には、
それらの業務や仕事をまず、目の前の紙に書き出し、同じ種類のものに分類するのです。
そうすると、大きく分類されたものは、おおよそ、
会社のこと、家庭のこと、個人のことの3つの塊になります。
そのたった3つのさらに優先順位の高いものをまず処理すればいいのです。
これをチャンクアップと言います。
仕事を能率よく処理していくことも「メンタル」が鍵となります。
あわてず、あせらず、イライラせず。
心を落ち着けて心に余裕を持って、取り掛かることです。
どんなに大きな問題でもどんなに大きな仕事でも、
チャンクダウンすれば、解決可能となるのです。
「できない」という人に我々が常に言うことは、「やってみなさい」ということなのだ。
問題を解決可能な形にしよう。
小さなところから始めよう。
出来るところから。
今すぐ。


 矢内綾乃

【コーチング】第19回 優先順位付け(プライオリタイズ)

f:id:aya-coach:20220319215008j:plain

優先順位付け(プライオリタイズ)-スキル⑨


本当に望んでることや、そこに向かうために必要なステップを人は常に優先させているわけではありません。

また、真剣に考えてはいるものの、それでも整然とした優先順位をつけているとはいいかねる、または特に理由はないが習慣で優先順位が決まっているという場合などもあります。

優先順位付け(プライオリタイズ)とは選択肢を考えて、優先順位を順序良く並べてみることです。

優先順位のもっとも大切なものを一番に優先して、重度の順に並べてゆきます。
クライアントに重要度の高いもの、やる気の高いものを決めてもらい、ワークすることにします。


▶︎使われる主な状況

コーチングセッションの初めの段階で特に使われます

・同じ時期に複数話したいことがある場合に使います

・ブレイン・ストーミングが終わった後、採用するプランを作るときに使います



・「今日は何を話したいですか?…では最も話したいことを順に教えてください」

・「どれがもっともやる気がでますか?その次は?」

・「理想的な場面を想像してください。そのときのもっともあなたが大切にしているものは何でしょうか?」

・「どれが一番やりたいですか?」


※4cm四方の紙を用意して、思いつく限り気になることを書き出していき、最後に着手したい順に並び変えてみる、なども効果的

※数字以外の問題もあるので、遠回りのようで、前進することも。



本日の格言

最も重要なのは
1番目が志と理念、
2番目がビジョン、
3番目が戦略です。

by孫 正義



 矢内綾乃

【コーチング】第18回 ブレイン・ストーミング-スキル⑥

f:id:aya-coach:20220319212830j:plain

ブレイン・ストーミング-スキル⑥


まったくどうしてよいかわからない、または選択の余地がないと感じている(in the box)場合に、他の考えや選択肢、可能な解決策、思ってもいなかった新たな発想など、アイデアを生じさせます。

しばらく待ってもクライアントから案があがらなくなったら、コーチも思いつく案を伝えてみます。型破りな考え方はクライアントがまったく見えていないときに解決策を探すのに良い方法です。

▶手順

①まずクライアントの許可を得ます。
例:「今日は少し違ったアプローチをしようと思うのですが、どうでしょうか」など

②ブレイン・ストーミングのプロセスを説明します

③思いつく限りの案を出して選択肢を広げます(するかどうかは別)

④コーチができたアイデアをリストにしていきます

⑤クライアントのアイデアが枯渇したらコーチも協力します

注意1:十分に待ってあげること。邪魔しない。手を差し伸べるのは早すぎないように。

注意2:現実性や、他の制限を考えているうちに案が消滅してしまい、思い浮かばないということをクライアントは経験しています。「するかどうか、できるかどうか、やるかどうかは別として」案を出してみましょう、とオープンな考えを引き起こさせる言葉を伝えましょう

注意3:ブレイン・ストーミングをしている間にコーチングをはじめないこと


▶例

・「どんなものでもおもいつくものをとにかくすべて出してみましょう」

・「一番、最初にあなたの頭に出てきたことはなんですか」

・「ほかには?なんでもいいですよ。こんなの現実的じゃない、とか考えず、自由に言ってみましょう」

・「ほかの人がやっていたことにはどんなものがあるでしょうか」

・「昔やったことで、これとは違うけれどもうまくいったことは?」

・「よくわからないけど、聞いたことがある」ということは?

・「あの人(モデリング、メンター)だったらどうするか・・・と思ってみると?」



本日の格言

常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう

アインシュタイン



 矢内綾乃

【コーチング】第17回 具体的 ゴール

f:id:aya-coach:20220319211325p:plain

(3)具体的 ゴール

最初のアクションが決まったにも関わらず、目標が達成されない理由のひとつに、そのアクション・プランの詳細が十分でないことが挙げられます。

何が起こったら達成されたと客観的にいえるかどうかが明確であれば、それが達成されたかどうかわからずに終わってしまうからです。

次の条件を満たすプランを作ることで、クライアントが確実に目標に向かうことを手伝います。


▶手順

①クライアントのファーストアクションまでのプロセスが終わっている、
またはすでに確固としたとりたい行動が決まっている。

②次の項目を確認しながら質問を勧める。


ぐ :具体的      
「具体的になにをすることを決めましたか。」(ファーストアクション後)
「具体的に何をしたいのですか」

:達成可能      
「今の条件(時間、経験、資金等)を考えると現実的に達成可能ですか」

い :いつ
「いつまでにそれをしますか」

て :定量化できる 
「どうしたら達成したことがわかりますか」
※1何をもって達成を測るか、定量化できることを目標に
※2アサインメントとして、メールなどでコーチに報告する

 

き :期待
「それをすることでどのようなことが期待できますか」



本日の格言

目標は明確に口に出した方が良い。周りにコミットする事で自分を追い込んでいけるから

孫正義


矢内綾乃

 

 

【コーチング】第16回 シンプル・コーチング・プロセス

 

f:id:aya-coach:20220223154233p:plain

(2)シンプル・コーチング・プロセス

目標に向かっての、最初の一歩を決めます。
願いながらも、なかなか動きが取れないでいる理由のひとつに、目標としているところと
現在を比べて気が遠くなり行動できないということがあります。
あるいは、目標だけに目がいっており、そこにいたるまでの経路を考えていないために進まないということもあります。
気持ちも定まって、目標に向かった行動をとることを決めたときに、このプロセスが有効になります。


▶手順

①まずクライアントに最終的な目標を述べてもらいます

②それが達成されるために必要な手順を質問していきます。

例:「そのために何が必要でしょうか?」

  「そのためには何が起こる必要があるでしょうか」

  「それをするためには誰に協力してもらえるでしょうか」

③一番最初のステップに辿り着くまで追求します。

注)一番最初のステップだと思えるところに至るまでは、途中でコーチングをはじめないこと。


本日の格言

インターネットは、最大の情報収集ツールのひとつだが、
時間浪費の罠にはまりやすく、
質の低い情報がたくさんある。
正しい情報に到達する為には、
1)夢や目標を明確にすること
2)情報収集の時間を決めること
熊谷正寿GMOインターネット:お名前.com創業者)


矢内綾乃

【コーチング】第15回 直感を鍛える

f:id:aya-coach:20220129172718j:plain

 

直感を鍛える


1.直感に敏感になり、直感を鍛える練習をしてみよう♪

・電話が誰からなのかあててみよう!

・人が何を言おうとしているかあててみよう!

・質問を考え、本をランダムに開いてその答えをみつけてみよう!

・誰か連絡が来てほしい人のことを思い浮かべ、実際に連絡がくるか観察してみよう!


*** break ***

これは、筆者の体験談であり、コーチングの内容からはそれる余談ですが、

わたしは、幼稚園にあがるくらいまで、家の黒電話が鳴ると、誰から電話が来たのかを
「電話に出る前に」言い当ててました!
誰から電話なのか、なんとなくわかったのです。

でも、それを言い当てていると、

「へぇー、お前は(変わってるねー!超能力があるんだねー)」
というような、普通ではないんだというニュアンスのことを言われ始め、しまいに面白がって、

「次の電話の相手を当ててみて、当ててみてー!」

とからかわれてるのか面白がってるのか、
あんまり気持ちの良い感じじゃないように言われてから、
波がサァーっと引くようにわからなくなってしまいました。

・判ることが当たり前ではない、と心が疑いだしたこと

・人と違うと周りからからかわれて嫌な気持ちになること

を知って、心のブレーキがわからなくしてしまったのかもしれません。

*** ***** ***



2.直感ジャーナルをつける

・虫の知らせを追跡調査してみよう!

・直感から得た結果について、それに気づいた自分を称賛しよう!

・楽しみながらが一番!誰かと発表しあうのもいいでしょう!



3.直感は真実の源泉だと信じる

・直感はあなたの内側、そしてあなたを取り巻く外側の両方からの情報を解釈する能力から生まれています

・なにであれ、あなたが焦点を集中させていることは拡大しますので、直感も拡大します

注)最初はリスクの少ないことからはじめましょう!



4.直感とつながる

・自分の内側とつながるための静かな時間をつくりましょう!



5.愛する人の言葉をきくように、自分自身にも耳をかたむけましょう



本日の格言

あなたが車を一台持っていて、一生その車にしか乗れないとしよう。

当然あなたはその車を大切に扱うだろう。

必要以上にオイルを交換したり、慎重な運転を心がけたりするはずだ。

ここで考えて欲しいのは、あなたが一生に一つの心と一つの体しか持てないということだ。

常に心身を鍛練しなさい。けして心身の手入れを怠らないようにしなさい。

じっくり時間をかければ、あなたは自らの心を強化することができる。

人間の主要資産が自分自身だとすれば、必要なのは心身の維持と強化だ。

つまり、心身の維持と強化への投資を怠ってはならない。

byウォーレン・バフェット(世界一の投資家)




 矢内綾乃


【コーチング】第14回 直感(イントゥイーション)

 

f:id:aya-coach:20220128171034j:plain

 

 

直感(イントゥイーション)-スキル⑦


直感の定義:
理屈や経験とは関係のないもの。その説明や証拠がなくとも何のことかを知っている状態
直観とは左脳・合理的な思考回路を経ずに、次のように私たちに直接語りかけてくるものです。


 - 内なる知識(わからないけど、知っている。ふと湧き上がる智慧

 - 内なる目(見えるわけではないけれどわかる。見たことがなくてもわかる)

 - 内なる耳(どこからともなく聞こえてくる智慧の声)

 - 内なる感じとる度量(胸騒ぎ、ざわつきなど) のことをいいます。


現代では直感は非論理的だと敬遠されがちです。

しかし、大きなビジネスの決断には必ずと言っていいほど直感が使われています。


コーチングとは人と人が関わり、その人にとってのベストな選択をすることを一瞬一瞬の絶妙なタイミングで行っていくものです。

それは単に表面的な言語を超えたものです。

コーチングをしているとき、直感はいつも語りかけています。


理にかなっていないかもしれない、と思っても、

クライアントにしてみると、大変理にかなっているということがあります。

コーチとしてリスクをとることを恐れないでください。

大きなブレイクスルーがあるというのは、まったくもって降ってわいたようにコーチが感じたことを述べてみたことから始まることがよくあるのは直感のなせる業です。


恐れずにこの力を使ってみましょう。


▶例

 クライアントに許可をもらいます。(この場合はクローズドエンディトを使います。)

・「ちょっと私の感じたことをシェアさせていただいても・・・」

・「私が感じたことを述べさせてもらってもいいでしょうか」

・「今、ふと~~と感じたんですが(様子をみる)」

→もし何かを語り出してくれたり質問が来たら、普通に会話・セッションを続けます。

→まったく否定されたら、「そうなんですね。では・・・」とセッションを続けます。

つまり、直感を使ってクライアントもコーチも得るものはあっても、失うものはお互い何もないということです。



本日の格言

最初にあったのは、

夢と根拠のない自信だけ。

本当に何もないけど

情熱だけは無限にある。

孫 正義



矢内綾乃