矢内綾乃のコーチング学習備忘録ブログ

矢内綾乃です。学んだコーチングの備忘録として、アウトプットするためのブログです。

【コーチング】第20回 軽量化(スケーリング)

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軽量化(スケーリング)-スキル⑩


クライアントの状態をコーチ、クライアント両者がはっきりとわかるために使うスキルです。

どれくらいか知りたいときには何にでも使うことがありますが、主にクライアントの気分、状態、ライフウィールの分野、人間関係の満足度、または作ったアクションプランやコーチングセッションに対する満足度、達成度、やる気度などを測るとき、1-10数字であらわしてもらいます。



・「1~10のスケールで、それはあなたにとってどれくらい重要ですか」
・「1~10のスケールで、あなたはどれくらい真剣ですか」
・「1~10のスケールで、そのアクションプランではどれくらいやる気がでますか」
・「1~10のスケールで、どれくらい今日のセッションで聞いてもらえた感じがしますか」

コーチングしてレーティングをあげることもありますし、なぜそのレーティングかということを聴くことにより、まだ言葉にしていなかった別の深いレベルでの問題が浮き上がる場合もあります。いずれにせよ、アクションプランで低いレーティングのとき(7以下)には強硬に推し進めないようにします。

手順

アクションプランを作る場合の、一つの目安です。

レベル2、レベル3リスニングでクライアントの本当の状況を聴き取りましょう。

(7以上の場合)
①「今のX(クライアントの言ったスケーリングの数字)から2~3あがるためにはどうなる必要があるでしょうか」→ さらに10以上目指して改良プランを作る

(7以下の場合)
①「あまり乗り気がしないようですが、何が気になりますか?」「ほかには?」
②「あなたの本当の懸念はなんでしょうか?」
③「どうしましょうか、~を進めるために~するか、或いは~」→クライアントに聞きながらコーチン

(5以下の場合)
このことに取り組む以前に何かほかの問題を抱えていて、本人もきづかないうちにそれを処理さず、すり替えてこのことを扱っている可能性があります。

①「どうしたらこのレーティングが2~3あがっていくでしょうか」というアプローチを取りながら、上の7以下の場合を参照にしながら、クライアントの本当の願いに近づくようにシンプルコーチングモデルを繰り返します。


注意1:レートが低くても焦らない、レートが低いこととコーチの資質には関係がないことを知りましょう。

注意2:無理にレートをあげようとせず、その人が本質的に何を求めているかを察するほうに力を注ぎましょう。




本日の格言

自動車王、ヘンリー・フォードは、
かつて自分を追い出した会社が富裕層しか買えない高級車を作ることに対抗して、
一般市民でも買うことができる「大衆車」を作ることを決意しました。
そして、大量生産をするために
彼は当時としては画期的な「ベルトコンベア式」の組み立てラインを発明します。
その組み立てラインを思いついたのは、
実は食肉工場で牛をチェーンに吊るして、移動させながら解体を行い、
流れ作業で牛を手際よくバラバラにしていくシーンを見つめて、
そのシーンを逆回しにして見たのです。
これは人生で起こる問題点にも考えらることで、
どんなに大きな問題でもその「塊」を最小単位に切り刻めば、
解決可能なことがたくさんあるということです。これをチャンクダウンと言います。
チャンクとは塊のことです。
そして、また、その逆の場合もあります。
やらなければならないことがたくさんあり、精神的にプレッシャーになる場合には、
それらの業務や仕事をまず、目の前の紙に書き出し、同じ種類のものに分類するのです。
そうすると、大きく分類されたものは、おおよそ、
会社のこと、家庭のこと、個人のことの3つの塊になります。
そのたった3つのさらに優先順位の高いものをまず処理すればいいのです。
これをチャンクアップと言います。
仕事を能率よく処理していくことも「メンタル」が鍵となります。
あわてず、あせらず、イライラせず。
心を落ち着けて心に余裕を持って、取り掛かることです。
どんなに大きな問題でもどんなに大きな仕事でも、
チャンクダウンすれば、解決可能となるのです。
「できない」という人に我々が常に言うことは、「やってみなさい」ということなのだ。
問題を解決可能な形にしよう。
小さなところから始めよう。
出来るところから。
今すぐ。


 矢内綾乃