【コーチンアグ】第12回 割り込み(イントリュージョン)
割り込み(イントリュージョン)-スキル⑤
通常の会話で誰かがしゃべっているのに途中で割り込むのは大変失礼な気がしますが、コーチングセッションではこれがとても大切になります。
重要なことはクライアントは何のために来ているか、という点です。失礼と思う気持ちは本当は誰のためのものかを考えてみると、決してクライアントのためではないことがわかります。
コーチの仕事はクライアントと共にいて気持ちを聴くことだけではありません。決まった時間内に目標を達成することです。
初回セッションでこのことを伝えていくと、クライアントとの合意がもらえます。
▶目的
・本質的な話の流れに戻し、時間内で効果をだずコーチングを行うため
▶必要な場合
・一人で考えの反復をしている
・必要ではない描写を、ひとつももらさず話そうとしている
・過去のことや、同じ類のことを繰り返し話し続ける
・クライアント自身ではなく、誰かほかの人のことについて話し続けている
・とめどなく話している
▶例
・「どうしましょうか。お話をこのままうかがったほうがいいでしょうか。具体的に何かをしていきましょうか」
・「(ユーモアをつかい)ちょっとちょっと待ってください。順番に話をききましょう」
・「ちょっといいですか。話を整理させてくださいね」
本日の格言
広く探求することを1点に集中することと交換する。
若い時ほど、色々なことを試してみるべきです。
でも、いったん人生の目的を見つけたなら、それに執着しなければなりません。
ジョン・カルビン・マックスウェル
矢内綾乃